生活習慣病について
食べ過ぎが病気の元になります
生活習慣病については、第二次世界大戦後、わが国の主要死因及び疾病構造は急激に変化し、結核、肺炎などのうつる病気(感染症疾患)から、がん、心疾患、脳血管疾患などの作られる病気(いわゆる成人病)に変化してきました。
以前は「成人病」の発症や進行には、加齢によるものが多いと考えられてきたのですが、生活習慣が大きく関与していることが明らかになっています。
ある調査によれば、健康診断で9割の方が何らかの異常があり、一番多かったのは、肝機能異常(肝脂肪、アルコール性肝障害など)、高脂血症、肥満、腎臓、膀胱疾患、高血圧と続き、中でも高脂血症は、日本人の1/4、3000万人以上。
また、BMI(体格指数)で25以上の肥満が、15歳以上で男性の26%、女性の21%。糖尿病、またそう疑われる人は、約1600万人といわれます。
日本で増加しているガン(悪性新生物)、心疾患、脳出血など三大疾患は、その原因が、肥満、高脂血症、高血糖(糖尿病)、高血圧で、これらの病気の大半が、血液中のコレストロール、中性脂肪、糖分、塩分、タンパク質の過剰がもたらす病気ばかりです。
これはまさに食べ過ぎが原因ということになります。
中でも日本人の死因の30%を占めるガンは典型的な食べ過ぎ病の現れなのです。
1970年からガンが死因のトップになりましたが、それはまさにゴジラのように現れた悪性新生物で、食べ過ぎ病気ともいわれます。
ドイツのガン専門学者であるイセルス博士は、「食べたいだけの量の食物を与えられて育ったネズミは、2日置きに断食させられたネズミよりは、自然発生するガンが5・3倍も高い」とあり、低カロリーにすれば、免疫力が十分に保たれ、ガンの自然発生の時期も遅れるということを語っておられます。
また、今から20年前には、ニューヨークのマウントサイナイ医科大学の研究で、満腹食のネズミに放射能を照射したグループと腹五分の空腹ネズミグループに同量の放射能を照射したところ、空腹ネズミグループは、満腹ネズミに比べ、わずか0.7%しか発ガンしなかったという研究から、少食や低カロリーが発がんを防ぎ、逆に過食、飽食の食べ過ぎが発ガンを促進し、ガンを悪化していることが証明されています。ガン細胞は栄養がたくさんあればあるほど増殖しますので、栄養を送らなければ死滅するわけです。
つまり断食または少食して、適正な栄養管理の食事(適食)生活をすれば、ガンという悪性新生物は、自分のからだにはできない、産まれないということになります。
定期的なファスティングや日ごろの食生活を少食にして、カロリーをセーブする食習慣にしていくような食生活を身に着けていけばガンを始め生活習慣病を撃退できます。
それを指導し、支援する施設が、藤樹の宿です。
※安田藤嗣のブログ40日断食経験者の本音(ファスティングで改善可能な症状)もご覧ください